代表 三浦の思い


いつもイラストを描いていた少年時代

僕の家は両親がペンキ屋をしていました。

子どもの頃の自分は、両親のやっている仕事は、あまりやりたいとは思いませんでした。でも、絵を描くことは大好きで、いつも巨人の星なんかのイラストを描くことに夢中でした。

作文も苦手だったので、自分が伝えたいことは四コママンガにして表現したり、自分なりに工夫していたと思います。でも、今思えば、ちょっと変わっている子どもですね。

将来は、絵が描ける仕事に就きたい…そんな風に思っていました。

大きいものをデザインしたくなって26歳で独立

社会に出て、まずは印刷屋さんに入社しました。おもに、ポスターやチラシをデザインする仕事でした。仕事はとても面白かったのですが、

「もっと大きなものをデザインしたいものだな…」

という思いが強くなり、お世話になった会社を辞め、専門学校に入学。卒業後は看板を作る会社に勤めました。

3年ほど修行をしたあと、機会があって独立。26歳のときです。

尾花沢のスイカのキャラクター「もとなりくん」の誕生

img_bottom_contact独立してからは、それまでお世話になった方や、新しく知り合った方によくしてもらい、毎日大変充実した日々を過ごしました。

中でも思い出深いのは、尾花沢のスイカをモチーフにした、「もとなりくん」を生み出したことです。

尾花沢はスイカが有名なのですが、そのスイカ、最初になった実は間引かれて捨てられる運命なんです。そのスイカのことを「もとなり」と呼ぶんですが、そのスイカをなんとか生かしてあげたい…

そんな気持ちから「もとなりくん」はうまれました。


もとなりくんは、日本一の尾花沢のスイカをPRするキャラクターとして、少しずつ活動範囲をひろげ、現在のゆるキャラブームが始まる前から、さまざまなイベントで活躍してくれました。

尾花沢の企業さん、観光、イベントなどにたくさん使っていただきました。地域や人の役に立つということが本当に自分の喜びでした。

自分がやりたいことを詰め込みすぎた日々

僕は頼まれると断れない性格です。

自分の会社の経営をしながら、観光物産協会会長、青年会議所理事長などをひきうけて、全てに全力で向かいました。

ところが、これがよくなかったんです。あきらかに、自分が動ける範囲を越えてしまっていました。

家族とのつながり・会社の経営状況・自分の体調と、自分が気づかないところで、さまざまなところを蝕んでいました。

その結果、無理がたたり、多くの部分にダメージをうけました。そして、その中心に傷ついた自分がいました。

自分が応援している人たちに勇気づけられた

img_sasakisama今思えば、少しペースを見直す時期だったのかもしれません。前に走り続けてばかりでは、どこかで息切れする…。

周りを冷静にみれるようになると、今まで、地域やお客さんを応援したいと思って活動してきた自分でしたが、だんだんと回りの人たちが自分を応援してくれていることに気がつきました。


とっても大きな勇気をもらいました。2013052912060000.jpg

そして、楽しいときも辛いときも、どんなときでもそばにいてくれたのが、キャラクターのもとなりくん。もとなりくんを作った自分が、いつのまにかもとなりくんに支えられていたんです。


もっともっとスイカに関わりたい

尾花沢で生まれ育った僕にとって、スイカは特別すぎる存在です。実は、そんな愛するスイカと一緒にかなえたい夢があります。

ひとつは、これまで30年培ったデザインを生かして、スイカの博物館を作りたいと思っています。

そしてもうひとつ、全日本スイカ割り選手権を開催したいと思っています。

人としてお店や企業や人のサポーターになりたい

2014072118430000.jpg僕がこれまでやってこれたのは、頼まれたことだけやってきたのではなく、応援する気持ちをもって、お客様に接してきたからだと思います。

10人のお客様がいれば、それぞれ別々の輝かせ方があります。

「泉デザイン工房に相談したら、最初に考えていたものより、すごいものになった!」

そんな風に思ってもらえるように、お仕事させていただきます。

ちょっと不器用な自分ですが、みなさんのことをデザインを通して応援させたら、誰にも負けません。

これからも泉デザイン工房をよろしくお願いいたします。


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